三宅島新報

三宅島ふるさとだよりNo.11

本当に楽しかった、また会いましょう
~第3回在京ふれあい懇親会~

 11月17日(土)に巣鴨の地蔵そば「大橋屋」にて、今回で3回目となった在京ふれあい懇親会が開かれ、在京島民・島出身の方々とふるさとネットの協力者を合わせ42名が参加した。

 

<第1部>

第1部は大坊千代子副会長の司会で進められ、在京島民で副会長でもある酒井一豊さんの開会挨拶・乾杯の音頭で始まった。各グループの紹介の後は舞踊家、鶴吉さんのショー。ご本人が振り付けをされた五木ひろしの「望郷の詩」の舞を披露して下さり、島民の方々は島を思い出し、会場全体が美しい舞に魅了された。


次に会長挨拶があり、佐藤就之会長は「帰りたくても帰れない人たちにとっては、避難解除から3年経ってもまだ区切りがつかず、こちらに残ると決めた人たちも生活再建が始まったばかり。国や都の支えの手がなかなか届かない状況であり、私たちは今後も残っている人たちのことを社会に訴える努力をしていきたい。また、訪問活動、生活再建のための支援、島での健康講座などを行っていき、島の農業、漁業、商業の復興についても視野に入れていきたい。」と話した。


続いて、NHK解説委員の山﨑登さんのご挨拶があり、「災害には地震のように秒から分、時間、…年までの単位のものがあり、噴火は年の単位。次々に災害が起こり前のニュースは影が薄れていくが、三宅島のことも忘れることのないよう、秒から年の単位までの災害の対応を皆さんと考えていきたい。」と話した。


また、元山古志村村長の長島忠美衆議院議員より、ビデオレターでお祝いと激励のお言葉をいただいた。

 

 

<第2部>

2部は潮香織・原口真澄世話人のパワー溢れる司会で進められた。協力者による手品やダンスが披露され、会場内が大いに盛り上がった。また、世話人で今年三宅島にも足を運び協力して下さっている神戸出身の女優、京町さんが「冬のひまわり」という曲をアカペラで唄って下さった。また、神戸で震災の後生まれた息子さんの土肥直貴くんが今年三宅に行った時に島民の方々と唄った「ふるさと」をフルートで演奏し、参加者も声を合わせ唄った。


飛び入りで島民の方が民謡を唄って下さったり、前でお話して下さる方もいた。最後は全員で「明日があるさ」を唄い、伊藤奈穂子事務局長の閉会挨拶で会は終了した。

 

短い時間ではありましたが、島民の方々はお互いに再会を喜び合い、島の話や近況など話し合い、協力者との交流も会を通し楽しんでいただけたようでした。「本当に楽しかった。また会いましょう!」と笑顔で帰られ、私たちも嬉しく思っております。とても充実した会になり、これは協力者の方々をはじめ島民の方々、皆様のご協力があってのことだと感じております。残念ながら体調面や様々な理由で会場に来られなかった方もたくさんいました。出かけることが難しい方々のためにもお便りや訪問活動で情報をお届けできるよう、これからも皆様にご協力いただきながら努力して参りたいと思います。今後も宜しくお願い致します。

 

2007/11/20 三宅島ふるさとだより   事務局 担当者
お気軽にお問い合わせ下さい

TEL 090-4922-0798

 佐藤就之
 まで