メッセージ・活動紹介

第11回三宅島ふるさとネットワーク定例総会

第11回三宅島ふるさとネットワーク定例総会
2016年4月16日(土)18時30分~20時30分
巣鴨駅前 ルノアール会議室

総会次第

  1. 開会挨拶
  2. 議長、書記選出
  3. 会長挨拶
  4. 議案
    (1)第一号議案 2015年度活動報告承認の件
    (2)第二号議案 決算報告承認の件
    (4)第三号議案 2016年度活動方針(案)承認の件 
    (5)第四号議案 2016年度予算(案)承認の件 
    (6)第五号議案 役員改選承認の件
    その他
  5. 閉会の辞


ふるさとネット 2016年度総会議案書

第一号議案 2015年度の活動報告承認の件

  1. 三宅島は、帰島10周年を迎えて行政などが年間を通じて様々なイベントが行われました。
    7月には、三宅村文化会館落成式と10周年記念行事、マリンスコーレ21フェスティバル、11月には、第16回産業祭、島市も5回開催されました。さらに文化祭や多様な行事もあり、いずれも盛大に成功を収めました。
    また、10周年ということで東京MXテレビは、東京都提供で「まるごと三宅島!」を7月4日と11日に2回放映、元気な島民の生活や活動が紹介され、佐藤会長も11日には、スタジオでゲスト出演し好評でした。10月には、ドイツテレビ局が「面白い旅」の番組で三宅島に3人で取材に来ました。ネットのホームページをみて協力の依頼があり、喜んで応じました。このテレビを見てドイツ人が島に訪れたら「よろしくね」と担当のルイさんが言っています。
    他のテレビ局でも浅沼徳広元村議宅で光安千久子ネット三宅支部長も協力して三宅島の漁業と島料理の紹介等しました。新聞では東京新聞の松村裕子記者が何度も島に訪れて紹介してくれました。
    メディアの協力は、災害風化や観光振興にとって大きな影響を与えます。特に、7月25日の「帰島10周年記念式典」等は、都庁記者クラブで一週間前ぐらいに村長か副村長が記者会見をして新聞、テレビ等に来島取材をお願いしたらもっと良かったと思いました。やはり観光事業を島の柱にするためには、専門家として研修をして広報担当者を育てメディア対策の工夫が必要です。人口増策定にも有効です。
     
  2. 情報活動の柱である「三宅島新報」もDTPAの皆さんの献身的努力により予定通り5/1、7/1、10/1、1/1の4回発行できました。12月12日の支援者の集いのメッセージで、三宅島在京者の神着出身で元郵便局長の平松尚志さんが、在京者と島の人々の気持ちを寄せられました。「発足当初、黒髪をなびかせ真剣な眼差しでノートに向き合っていた高校生の皆さんが、卒業し主婦となり家庭を築き、又は、仕事の合間を見ては子どもさんを背負い会議や『三宅島新報』の編集等の援助に駆けつける事を耳にし、なんと凄く素晴らしい事であろうかと万感胸に迫りました」(新報1月1日号4面)
     
  3. 「ふれあいコール」、三宅島の再生・長期災害の課題解決の問題提起、被災地との交流(鹿児島口永良部島噴火被災者との交流では、三宅島の経験の資料等を送り喜ばれました)
    しかし在京者に対する訪問活動とふれあいコールは、10年前は、1.000人の在京者も高齢化し亡くなった人、特養施設入所、または、子どもの家に都営住宅から転居、子どものために残った多数の主婦や家族も子どもの成長により、島に帰った者や別居生活で島と内地に分散生活を余儀なくされた人々などさまざまで、把握は難しくなっています。
     
  4. 2月7日には、村長選挙と村議会選挙がありました。村長は櫻田現職が無投票再選、村議も10人立候補、定数8人中6人が新人、現職2人当選、残念ながら浅沼徳広候補は、5票差で次点となりました。人工透析導入、灰干し新商品開発、漁協の発展に寄与しました。また大久保浜の防災、産業振興、元高濃度地区の再開発など重視すべき公約は引き続き実現に努力したいものです。

    (活動経過報告書は別紙)
     

第二号議案 2015年度決算報告承認の件
(別紙参照)
 

第三号議案 2016年度の活動方針承認の件

熊本地震は、4月14日夜発生しました。次は「南海トラフト巨大地震」を想定していた私たちも阪神大地震以上の揺れの強さが内陸で起きることは、専門家も含め想定外であったという。15日現在で死者9人、負傷者1010人、まだまだ余震が続き予断を許せない事態で被害は増えるでしよう。犠牲者に追悼の意を表します。
私たちと交流のあった口永良部島の全島避難した噴火災害が年末に帰島が始まったばかりでした。今回の熊本地震は、日本全土に衝撃を与えています。
最近の大震災は、復旧・復興に長期間かかり、まだ東日本大震災も復旧が停滞し福島原発の被災者は、生活の見通しも立っていません。
三宅島長期噴火災害は、まだまだ教訓を風化させず語り継がなければならないことを改めて痛感させられます。
今年度の課題については、次の通り提案します。
 

  1. まず熊本大地震被災者に支援をします。三宅村役場の支援窓口に支援金を送りますので、ご協力をお願いします。
     
  2. 情報活動は、三宅島再生、観光・産業振興にとって多大な影響力を持ちます。今後も力を入れて取り組みます。
    三宅島新報発行は、5.7.10.1月の4回とします。HPなど情報を発信しはます。
     
  3. 神楽坂あおぞら市参加は、商店街のご協力をえて、5月1回とします。今年は、5月15日(日)12時30分から開店します。準備のご協力をお願いします。
     
  4. 「ふれあいコール」、「全島避難中の記録創り」、各地被災地との交流と支援、三宅島支部の活動を発展させます。
     
  5. 「総会」と「支援者の集い」を一緒に開き情報を共有する努力をしてみたらどうか提案します。(12月に「支援者の集い」と同時開催決定しました)
     
  6. 三宅島再生のために提言とコミュニティ再生のために努力します。
    注目された「三宅村総合戦略(案)」が2月に発表されました。危惧していたように残念ですが総花的です。帰島10年を超えているので政策を、絞り込むことを期待していました。例えば「都政新報」の報道で利島村では、村の新規事業として、定住促進住宅整備に4世帯用の建設・9600万円、定住促進空き家登録2軒分・600万円を村議会で予算化しました。
    具体化のために、帰島時の「復興計画」の総括から始める勇気がいります。少ない予算ですから他を削っても、集中的に人口対策に充てる決断が求められています。目標数値はほとんどが未定です。今後に期待します。人口減と高齢化のために地域交流が難しくなっています。この問題が次の課題でしょう。専門家を交えて検討したいものです。
     
  7. 活動資金のために、引き続き皆様のご寄附を仰ぎ三宅島災害・再生を風化させないためにお願いいたします。
     
  8. その他
     

第四号議案 2016年度予算案承認の件
(別紙参照)
 

第五号議案 役員改選承認の件

3月12日の第43回世話人会で現職の留任を決定しました。引き続きご協力をお願いします。任期は、2年間、2017年度末までです。
会長 佐藤就之 副会長 酒井一豊、光安千久子(三宅島支部長兼任)
事務局長 栗原未帆 事務局次長 山中恵美子 会計 板倉美紀子
世話人 吉田信行、菊池忠男、増田奈穂子、京 町、横井和之、山田貴久、森啓予、青木健史
監事 中島香保子、渡壁舞(順不同・敬称略)
 

<お便り>

口永良部島から2通の便りを頂きました。紙面の都合で一部をご紹介します。


○仮設住宅自治会長(避難当時) 山口英昌様(12月29日)

噴火避難のことでは、ご心配おかけしました。佐藤様には、お見舞いの品をいただいたり、三宅島の被災の状況や教訓、被災者が考えないといけないことなどお教えいただいたり、多くの資料をお送りいただくなど、一方ならぬお世話になりました。お礼の言葉もありません。お送りいただいた玩具は、子供たちや親御さんたちに喜んで頂けたようです。また多くの資料は、県や町へ要望する際や、島民で議論する際に大変役立ちました。お陰さまで、12月25日に「一部地区を除いての避難解除」となりました。 仮設からの引っ越しは来月中旬のつもりです。(なお屋久島のポンカンも沢山いただき有難うございました。)
 

○本村区・湯向区・本村区区長 林 信昭様(4月1日)

(要旨)住民はいざという時、番屋ヶ峰に結集する習慣がついており消防団の訓練も行き届き火傷を負った島民が1人居ましたが屋久島町の迅速な対応で宮之浦3ヵ所に避難、7ヶ月で帰島できました。本当にありがとうございました。(口永良部島 島民一同)
 

<佐藤>林様、山口様お便り有難うございます。同じ被災地として共に支えあって頑張りましょう。

 

2016/04/18 活動紹介   事務局 担当者
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 佐藤就之
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